賃貸アパートの省スペース化と言えば、絶対に必要な設備を一室にまとめる3点ユニットでした。

しかし、いまは生活のスタイルの変化に伴いニーズが変わっており、それにあわせた賃貸経営・ホテル運営が求められています。

まず3点ユニットとは

3点ユニットとは、バスルームとトイレルームが一室に収まっているケースにおいてユニットバス、洗面台、そしてトイレのことを指します。面積が少なくて済むため、借りる側からすると家賃を抑えることができるメリットがあります。ホテル運営でも1室を小さくすることができるので多くの部屋を効率よく配置する事が出来ます。

また水回りをまとめて掃除がしやすいことから、忙しいひとり暮らしの場合などは助かることがあります。

しかしバスとトイレは一度に使えないため、複数人で済む場合やゲストが頻繁に来る場合はデメリットになります。浴槽を使った後はトイレの床が水浸しという事もあります。

大量に水を使うバスが部屋の中にあるため、湿気がこもりやすいというデメリットも見逃せません。

人によっては排泄行為をするトイレと身体をキレイにするお風呂が同じ部屋にあるのに違和感を持つ方もいるはずです。

湯船からシャワーへ

最近はお風呂につかるということがない欧米人のような文化が、日本にも訪れ、人によってはシャワーしか浴びないという人もいます。そうした場合、省スペースを極めたと言われる3点ユニットの中でももっともスペースをとっているバスタブはかなり邪魔な存在になるのです。

ニーズのあるシャワーユニットにリノベーション

正直、3点ユニットがある部屋というのは相当狭く、余計なスペースがないのが実状です。3点ユニットのバスタブをシャワーユニットに変えるだけで、かなりスペースを確保でき、さらには部屋の中にさらに隔離されたシャワーユニットがあるお陰で、トイレとバスタブのような心理的に衛生上の違和感を持つことも緩和できるはずです。高性能のシャワーユニットは換気性能もかなり工夫されているため、湿気に悩まされることもなくなるはずです。

シャワーユニットへの取り替えは既存のバスタブのメンテナンスよりも安く済む場合もあります。

この機会に3点ユニットからシャワーユニットへの切り替えを是非検討してみるのはいかがでしょうか。